ハラスメントと自責感
- Yuko Okada
- 4月7日
- 読了時間: 2分

元々、法律関係の仕事をしていたためか、ハラスメントに関連する業務に何度か関わってきました。
そこでよく感じたのは、ハラスメント被害を受けている方々が長い間、「自分がちゃんと仕事ができていないから悪いんだ」と自分を責めていることが、非常に多いことでした。
自責感のためになかなか助けを求めることができず、苦しさを自分だけで抱え込み、心身の不調が現れてどうにも行き詰って、ようやく人に話すことができたという方々がおられました。
今は組織のコンプライアンスが強く求められており、ハラスメントへの対応システムを備えている組織も少なくありません。ハラスメントの相談窓口が組織内外にありますし、苦情申し立ての手続きなども備えられています。
何より、実際には正式なハラスメントの手続きを取らなくても、組織が部署異動などの事実上の調整に動いてくれる場合も少なくありません。
「ハラスメントと認められる状況なのか」とか「上司と自分のどちらが正しいのか」とかと考え続けていても、なかなか答えは出ません。
しかし実際には、「きつい上司がいて、苦しんでいる部下がいる」という状態に対して、組織が何か動いてくれる可能性はあると思います。
「ハラスメントを受けているなんて言ったら、相手から報復されるんじゃないか」、「組織から落伍者のレッテルを張られるんじゃないか」など、様々な不安も生じるのが当然で、助けを求めて動くのは容易なことではないことも理解できます。
ただ、自責感が強すぎて、本来得られるはずの助けを求めることすらできなくなっている可能性もあります。
身近な人ー家族、友人、仲の良い同僚など-に話し、第三者の視点を借りて、自責感の迷路から抜け出ることが、まずは必要ではないかと思います。



